IMC株式会社  池田医業経営研究所

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地域包括ケア

地域包括ケア · 2019/06/15
「コレクティブ・インパクト」とは具体的には、立場の異なる組織が、組織の壁を越えて各々の強みを出し合って社会的課題の解決を目指すことを言います。 コレクティブ・インパクトを推進するために、特に重要なこと。 まずは基本的なことですが、必要な関係者をすべて集めることです。多職種連携の会などでは医師の参加率が極端に低かったりします。医師以外の職種からは、医師は忙しいから仕方がないとのあきらめの声もありますが、多職種に対して必要な指示出しをする医師の連携や協力に対する理解度が低ければ、うまくいくはずはありません。この段階の地域はまだまだ多くあるのではないでしょうか。次に参加者間の「関係の質」を高め続けることです。互いに情報を持ち寄り、それぞれの進捗や学びを共有し、互いの背景や行動原理を知るというプロセスを繰り返すことで、関係の質が高まり結果的にサービスの質が高まります。このような地域にするためには何をどうすればよいのか、厚生労働省の「在宅医療連携モデル構築のための実態調査報告書」に14地域の事例が掲載されていますので、参考になさってはいかがでしょうか。
地域包括ケア · 2018/04/01
平成18年4月の介護保険法改正以降、市町村は高齢者向け行政サービスを提供する住民向け窓口として地域包括支援センターを設置し、行政サービス拠点として身近な存在になりつつあります。 ただ住民の地域包括ケアシステムについての認知度はなかなか高まっていないようです。 高齢者に限らず大半の住民は、何らかの縁で現在地に住み、濃淡は様々ですが地域コミュニティとの関係をもっているため、できれば住み慣れた地域に住み続けたいと考える方がおそらく多数派でしょう。今後、人口減少が進み、最悪の場合には、商店などは撤退し、空き家が増え、税収が減少し、行政サービス水準が低下、地域は縮小均衡し住みづらくなってしまう可能性はあります。住み続けたいと考えるのならば、地域住民が自分事としてとらえ、自分や家族、仲の良い知り合いが将来に亘って住みやすい地域にしていくことに関心をもつ必要があるのだと思います。