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医療制度をより良くするために、健康保険組合などの保険者に私は期待しているので、関連するセミナーや勉強会にはできるだけ出ています。今日はJPタワーで日本総研主催のシンポジウム「国民主体の医療制度構築に向けて」~医療保険制度のガバナンスを考える~。
日本の医療制度の特長のひとつであるフリーアクセスについて、フリーと言っても利用者は彷徨っているのかもしれない、というコメントがあったのですが、確かに選択眼のある人にとってフリーは良いのでしょうが、ほとんどの人は選択基準もわからず、充分な情報も無い中で選ぶのは大変です。フリーアクセスなので、良かれと思って時間をかけて大学病院にわざわざ行き、3時間待ちで後期研修医の外来診療を受け、初診時保険外併用療養費を数千円払い、大学病院で診てもらったから安心する、というような例もあるでしょうし、本当にフリーアクセスがよいのかどうかは???です。
ただ信頼できるかかりつけ医を探すのも、それはそれで簡単ではありません。保険者がレセプト審査結果や、患者(被保険者)に受診先の医療機関に関するアンケート結果に基づいて、受診をお勧めしない保険医療機関をリスト化するなど、水先案内人になるべくやろうと思えばできることは多々あると思うのですが、以前に私が保険料を払っている健保に提案しましたが、そのようなことは全く念頭にないようでした。
保険者を選べるようにする競争原理の考え方もありますが、どうすれば保険者は被保険者のために働いてくれるのでしょうね
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