2月7，8日の週末の二日間、メディカルクォリティマネジメントアカデミーの研究大会で話を聞いてきました。

限られた医療資源で今後の高齢化社会を乗り切るために、地域医療ビジョンなど病院・病床の数や機能に対する公の制限はどんどん強まっています。新たに病院を造って参入するのは難しくなり、良い意味での競争がどんどんなくなり、サービスの質が低下する可能性も危惧されます。公的医療保険の医療サービスは価格競争もないため、質の評価は必要不可欠だと思います。

医療機関の質を評価するビジネスは医療機能評価機構、ＪＣＩ、ＩＳＯ、日本経営品質賞医療版などがありますが、第三者の審査を受けている医療機関は意識が高く質は相対的に優れているはずです。ただ今のところあまり知られていないため、医療機関を選択する際の判断材料にしている人は、ほとんどいないでしょう。

私自身、飲食店やホテル、本を購入するときは、必ずネットで投稿写真やユーザーの評価を確認しますが、医療機関の検索ポータルはそのような情報がほとんど無く全く参考になりません。昼間のファミレスなどで耳をそばだてていると、お医者さんの評価をしている方々は驚くほどいます。口コミを拾って拡げる何か良い方法があればよいのですが。