IMC株式会社  池田医業経営研究所

休業日:年末年始

対象地域:全国

お気軽にご相談ください

http://feed.mikle.com/

九十九里地域医療セミナーに参加して  

九十九里地域医療夏期セミナー、同郷で高校の1年先輩の中村伸一先生が基調講演されました。名田庄地区から一番近い病院は、約20~30km離れた杉田玄白記念公立小浜病院。信号が街中に入るまで3つしかないので25分もあれば到着できるし、他に救急を受け入れる病院がないので所謂たらい回しもできません。

都会では中途半端な規模・体制の病院がたくさんあるからこそ、個々の病院の医師やベッドなどが不足し受入不能が発生したり、各々が他の病院が何とかしてくれると考えたりするために、受入に時間がかかってしまったりするように感じます。

医療資源が無いことがわかっているからこそ、病院は受入を断らないし、患者はコンビニ受診はしない、在宅を選択し、結果的に医療費は低く抑えられる。それが当たり前になっています。もちろん中村先生のような方がいらっしゃるからなのですが。

日本国民はOECD各国と比較して、外来受診回数が多いし入院期間も長い。コンビニ受診やはしご受診、重複検査や飲みきれないほどの処方薬、有り余る画像診断機器、今の当たり前を考え直せば、医療の問題はかなり解決するように思います。