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日経アソシエ 2013年2月号の特集はビジネスパーソンが学ぶべき教養という内容で、経営層については282人のアンケート回答結果がまとめられています。
経営者が重要と考える教養の順は以下の通りです。1位の日本史は、日本人の経営者として知っていないと恥ずかしいというところから、2,3位の経済学、経営学は、自らの会社での役割を考えると必要不可欠な知識とのお考えなのだと思います。そのほかに3分の1以上の人が、文化、文学、音楽、美術などをあげられており、経営者として全人格的な向上が求められているとの認識が表れているようです。
1.日本史 53.5% 2.経済学 51.4% 3.経営学 46.5%
4.日本文化の知識 45.7% 5.世界史 42.6% 6.現代文学 39.7%
7.音楽 36.9% 8.美術 34.4% 9.洋画 31.6%
10.スポーツ 30.1%
小泉純一郎元首相はロックバンド、X JAPANの大ファンであったことは有名ですが、ニュース報道されているようにオペラ、狂言、歌舞伎、映画鑑賞なども趣味にされていたようです。ワンフレーズ政治などの批判がある一方で、小泉元首相の国民の人気が高かった要因のひとつに教養に基づく親しみやすさもあったのではないかと思います。
医療機関のトップに立つ人は、一般の会社以上に価値観が多様な職員との関係や、周辺のステークホルダーとの関係を良好に保つうえで、趣味とともに教養の幅を拡げることも必要ではないかと思われます。
参考までに、ビジネスパーソンに人気の2大作家は、「ローマ人の物語」などの塩野七生氏、「龍馬がゆく」、「坂の上の雲」などの司馬遼太郎氏でした。民間の経営者や行政関係者などとの話でいざという時に困らないように、何冊かはお読みになっておかれていたほうが良いのではないでしょうか。
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