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日経の12月19日夕刊のスポーツ面「駆ける魂」で、ラグビー日本代表主将の広瀬さんの話で印象深いものがありました。
いつも練習の最後に全員で輪になって、主将のスピーチで締めるのが通例のところ、ある日、新入り選手を馴染ませるためにあえて最後に挨拶をしてもらったのですが、「締まらない空気で練習を終えたことで、本来高まるはずのチームの『熱』が消えた」、「何よりも自分が引っ張る、という気持ちを主将が強く持つことでチームの闘志は自然に高まる」ので、その後は自分の言葉で締めることを、より徹底したとのことです。
病院の会議に同席させていただくと同様のことはよく感じます。会議の最後に締めないことが当たり前になり、そもそも何のために会議を開催していることすらわからないような会議もあります。「定例だからやっている」会議などです。
会議の最後にトップが締めることを習慣にすれば、締めること=会議の目的の達成状況を説明することで、まさに会議が締まります。また締まらない会議は無くなります。
簡単にできそうなことですが、なかなか徹底できないことかもしれません。ただこれはトップにしかできないことであり、他の議事は他の人に任せても会議の最後だけは「気持ちのこもった自らの言葉」で締めることが良いのではないでしょうか。
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